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4月に入職した検査科の永島と申します。

 

4月に入職した検査科の永島と申します。

 

今回ブログ制作を任され、何を書こうか考えたのですが、私自身のことを書いても多分面白くないと思ったので血液検体について少しお話ししたいと思います〜

 

検査室では患者さんから採取した血液検体が届くと遠心機で遠心し、血液を固形成分(赤血球などの塊)と液体成分に分けます。この血液成分を血清(けっせい)といいます。

 

この血清は通常黄色味を帯び、透明なのですが患者さんによっては他の色を呈する方もいらっしゃいます。

 

例えばこの白濁した検体は中性脂肪が高い人の検体です。

(牛乳みたいですね

 

この検体は健常者でも見られ、中性脂肪は食後徐々に上昇します。

時間を置いても見られる場合があるので私がこの検体を見たら「昨日の夜ポテトでも食べたのかな〜」とか

「居酒屋でから揚げ食べてハイボールでも飲んだのかな〜」とか考えています(笑)

(食べていなくても中性脂肪が元々高い方もいますし、食べていても低い方もいます)

 

実は私自身の白濁した検体をお見せしようとしたのですが見事に代謝され白くなりませんでした(泣)

 

 

(少し濁ってる…?

 

夜マックに朝もポテトL食べてきたのに・・・

中性脂肪の値は130でした(基準値は30~150くらい)

 

この赤い血清検体は血液中の赤血球が壊れてしまった方の検体です。

赤血球が壊れてしまった現象のことを溶血(ようけつ)といいます。

 

(いちごジュースみたいですね

 

ほとんどの原因は血液の採取が難しく、採血針などで赤血球が壊れてしまい、赤血球中のヘモグロビンという赤血球の色素を作る成分が血清中に出てきてしまいます。すると血清が赤くなってしまうのです。

溶血が起きてしまうと色々な検査項目に影響が及ぶので再び採血をしてもらう場合があります。

 

ちなみに先ほどの中性脂肪の高い白濁した血清と溶血血清が合わさった検体がごくたまに見られるのですが、

このような状態を私たちの中では「いちごみるく状」といいます。(食欲がなくなったらごめんなさい・・・)

 

いちごみるく状の良い検体がなかったので代わりに私の絵を載せたいと思います。(傑作)

 

このように健常者の方でも血清に変化が見られることがあります。このような検体が出たときは再度採血をお願いすることがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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