リハビリテーション科スタッフです。

皆さんこんにちは。今回はリハビリテーション科スタッフから投稿させていただきます。

 

 

私たちは理学療法士5名、作業療法士2名、リハビリ助手4名で病棟・外来でのリハビリ業務を担っております。理学・作業療法士は大学や専門学校を卒業し、試験に合格する必要があります。

当院のスタッフはほとんどが、高校卒業後に別の仕事を経験してから学校に入学し資格を取得した者や、留年や試験の浪人を経験しており苦労人揃いとなっております() 

よく患者様から「理学療法士と作業療法士はどう違うの?」と質問を受けることがございますが、当院ホームページでも各職種の説明が記載してありますので興味のある方はご参照ください。

 

今回投稿するにあたって私たちからは、日常生活の質を維持・向上させるために行っていただきたいことや、ケガの予防についてのお話をさせていただきたいと思います。

 

 

一般的に日常生活は作業の連続で成り立っていると言われており、それぞれの人にとって意味のある作業をなるべく長く行えることが健康寿命を延ばし、生活の質を向上させると思います。

患者様との会話で時々「ケガしてから趣味をやらなくなっちゃった」「歳をとったからもう外に出て庭をいじったりしない」などと言われることがあります。元気だから好きな事ができると言えばそうですが、好きなことをしてるから元気だとも言えるでしょう。

 

実際、好きな事や自分の担っている役割をずっと続けている方は元気な人が多いと思います。長々と話してしまいましたが、何をしてほしいかというと自分の好きな事や習慣はなるべく続けてほしいということです。

その為には元気な体を維持しないといけませんよね?そこでここからは転倒の危険を減らす方法を話します。厚生労働省の調査では、近年自宅で起こった転倒事故の割合を調べてみると、日本人の1割(10.6%)の人が転倒しているという結果が出ました。高齢者だけでなく3040代の方も含まれます。

転倒する事で骨折やケガのリスクも増えるため、日常生活でこれらを減らすにはどうすればいいでしょうか。

転倒の危険を減らすために気をつけてもらいたいのは、歩き方です。

 

 

普段患者様の歩き方を見ていると、歩幅が小さくあまり足を動かさない方が多く見られます。この歩き方はよく小股(こまた)ともいい、必要以上に足に負担のかかる歩き方と言われています。

私たちは普段歩き方について話す際、歩幅を広げて歩くよう勧めています。歩幅を広くするだけで足の着き方や蹴り出しが楽になり、足を前に出しやすくなります。これはあくまで一般的なお話となります。それぞれ適した歩き方を行うようリハビリで指導や練習を実施しますので、歩行に不安のある方はぜひご相談ください。

 

普段の歩き方を少し変えるだけで、ケガの予防につながります。自分の好きな事や習慣を続けるためにも、できるところから気をつけてみて下さい。

 

 

睡眠時無呼吸症候群の診断・検査・治療について

健康保険を使用して睡眠時無呼吸症候群の治療(CPAP治療)を行う場合、基準となる数値(AHI:Apnea Hypopnea Index=無呼吸低呼吸指数)が、自宅で行う簡易検査では40と高めに設定されており、それより低い数字の方の場合はCPAP治療を導入できません。
症状があり治療が必要であろうと判断される方は、PSG検査(一泊入院)を行います。
各種センサーを装着した上で就眠、寝ている間に脳波なども含めたデータを採取し、評価をした上でCPAP適応があるかどうかを判断します。
基準値は20以上の場合、適応があると判断されます。

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